WordPressで商品やサービスのレビューサイトを作っている人も多いのではないでしょうか?
人は商品を購入するさいに、販売会社の商品・サービス説明や単純なオススメブログなどよりも、実際の利用者・購入者の意見を参考にする傾向があります。
実際、僕はアマゾンや楽天ショッピングなどで何か買う時は、購入者レビューを見れるだけ見ます。

そこで今回は、WordPressでレビュー記事を作ることができるプラグイン「WP Product Review Lite」を紹介します。

WordPressプラグイン「WP Product Review Lite」とは?
それでは、WordPressプラグイン「WP Product Review Lite」ではどのようなことができるのでしょうか。
プラグインの特徴をまとめてみました。
- 商品やサービスの評価を視覚的に伝えることができる。
- 数値による評価もあって分かりやすい
- 商品やサービスの特徴を分かりやすく表示
- 各項目が色分けできて見やすい
- 有料版もあるが、無料版でも十分な機能
実際の見た目はこんな感じです。

WP Product Review Liteのインストール
それでは、WP Product Review Liteのインストールしましょう。
管理メニュー画面のプラグイン新規追加から「WP Product Review Lite」を検索してインストールします。
または公式サイトからダウンロードしてインストールします。

タケ坊 今回はWordPressの基本の1つ、プラグインのインストール方法について話しましょうか。 柚子 そーだね!ところで、そもそもプラグインが分からないって人はいないかな? タケ坊 […]

WP Product Review Liteの設定方法
プラグインをインストールしたら、初期設定を行いましょう。
管理メニュー画面に「商品レビュー」の項目が追加されていますので、カーソルを当てて「商品レビュー」をクリックします。

有料版については記事の後半で軽く説明しますね。
設定画面が表示されますので、1つずつ解説します。
基本設定
①レビューボックスの位置 | レビューをどこに表示させるかを「記事の後」「記事の前」「手動配置」の中から選択します。 デフォルトは「記事の後」 |
②レビューコメントを表示※ | 訪問者のレビューコメントを表示させるかを「いいえ」「はい」から選択します。 デフォルトは「いいえ」 |
③訪問者レビューの影響※ | 訪問者のレビューの影響度を「No influence」か「10~100%」で選択します。 「No influence」は訪問者の評価に影響されず、サイト管理者の評価がそのまま表示されます。 |
④オプション/長所/短所の数 | 長所・短所の項目数を「3~10」で設定します。 |
⑤コンテンツの幅 | コンテンツの幅をピクセル単位で設定します。 |
⑥Lighbox 画像を無効化 | Lighboxの効果を無効にします。 |
⑦Font Awesome を無効化 | WEBアイコンフォントを無効化します。CDNを使えばそれ程重くはならないかと思います。 |
⑧リッチスニペットの有効化 | 「はい」にすると、評価がリッチスニペットとして検索結果に表示されます。 |
⑨Enable review post type | 「はい」にすると、レビューを管理できる新しい投稿タイプが作成されます。 |
⑩Enable AMP CSS. | 「はい」にすると、AMP用のカスタムCSSが組み込まれます。 |
※訪問者の人にも評価とコメントをお願いすることができます。
記事最下部に評価メーターとコメント欄が追加されます。
評価の色
次は色の設定を行います。
「評価の色」タブをクリックします。
各項目の配色はコチラを参考にしてください。
商品画像の横にある円グラフ状の評価チャートの色は、総合評価の点数によって変化します。
タイポグラフィー
タイポグラフィーとは、書体のデザインや配色・配列などのデザイン表現のことです。
こちらも下のデモサイトの画像を参考にしてください。
ちなみに、「長所のテキスト」のデフォルトは「PROS」、「短所のテキスト」のデフォルトは「CONS」と英語表記になっているので、分かりやすく日本語に直しましょう。
購入ボタン
レビューボックスの下に購入ボタンを設置することができるので、アフィリエイトリンクなどに使用してください。
その購入ボタンの配色等の設定を行います。
こちらもデモサイト画像を参考にしてください。
ちなみに「ホバー状態」とは、カーソルを合わせた時の状態のことです。

設定が完了したら「すべての変更を保存」をクリックします。
設定画面の上部に書いてある
「You can use the shortcode [P_REVIEW] to show a review you already made or [wpr_landing] to display a comparison table of them. The shortcodes are available on the Pro Bundle」
を翻訳すると
「短縮コード[P_REVIEW]を使用して既に作成したレビューを表示するか、[wpr_landing]を使用して比較テーブルを表示することができます。 ショートコードはPro Bundleで利用できます」
となり、簡単に言うとショートコードで簡単にレビューを表示させれるけど、有料版の機能だから是非買ってね!ということです。
WP Product Review Liteでレビューをつける
次は実際にレビュー記事を作成してみましょう。
投稿編集画面を開いて、下の方にスクロールしていくと、「商品レビューの追加設定」という項目があるかと思います。
「これはレビュー投稿ですか?」の「はい」にチェックを入れると入力項目が表示されます。
「商品詳細」でテンプレートを選択する項目がありますが、無料版ではデフォルトの1つしか選べません。
商品名・商品画像・商品画像クリック
商品名 | レビューする商品・サービス名を入力します。 |
商品画像 | 商品画像を選択します。著作権などに気を付けて画像を用意しましょう。 |
商品画像クリック | 上記の画像をクリックした時の動作を選択します。 画像全体を表示:拡大画像が表示されます。 アフィリエイトリンクを開く:販売ページへ転送されます。 ※画像をクリックしてアフィリリンクにいきなり転送させられると訪問者にスパムリンクと勘違いされて、ページを閉じられる可能性があるので、個人的には「画像全体を表示」をオススメします。 |
アフィリエイトボタンテキスト・アフィリエイトリンク・商品の価格
アフィリエイトボタンテキスト | 購入ボタンの中に表示させるテキストを入力します。 |
アフィリエイトリンク | 購入ボタンとリンクさせるURLを入力します。 |
商品の価格 | レビューする商品・サービスの価格を入力します。貨幣単位を忘れずに付けてください。 |
商品オプション
評価項目を最大5個設定して、それぞれの評価項目に100点満点で点数を入力します。
有料版では、他の投稿で使用した評価項目をインポートできます。
商品の長所・短所
商品・サービスの「長所」「短所」を入力します。
入力できる個数は、基本設定で3~10個変更できます。
レビュー記事をウィジェットで表示する
レビュー記事で作成した投稿の「人気順」「新着順」をウィジェットエリアに表示させることができます。
表示方法は、管理メニュー画面の「外観」⇒「ウィジェット」をクリックし、「人気商品ウィジェット」ボックスと「新着商品ウィジェット」ボックスを表示させたい箇所にドラッグ&ドロップで移動させます。
人気商品ウィジェット
こちらが人気商品ウィジェットの設定画面です。評価の高い順に表示されます。
各項目は日本語表記なので特に難しくはないでしょう。
「レイアウト:Default」のデモサイトでの表示はこんな感じです。
商品写真と商品名が表示され、評価は円グラフで表されています。
次は「レイアウト:Style 1」に設定します。
デモサイトでの表示はこんな感じです。
商品画像と商品名の他、「今すぐ購入」ボタンと「レビューを読む」ボタンが追加されています。
評価は星マークですね。

新着商品ウィジェット
次は「新着商品ウィジェット」です。こちらは新着順に表示されます。
まずはレイアウト:defaultでの表示例です。
「人気商品ウィジェット」と同じ表示ですね。
次はレイアウト:style1の表示例です。
こちらも「人気商品ウィジェット」と見た目は同じですね。

WP Product Review Liteの注意点
設定は同一サイト内で共通
設定は同一サイトで共通なので、記事ごとに設定を変えることはできません。
なので1つのブログ内で飲食店のレビューを書いたり、ゲームのレビューを書いたりジャンルを変えると、配色やコメントの受付けなどの設定が同じになってしまうので注意が必要です。
食べ物レビューブログ、商品紹介ブログ(アフィリエイトブログ)などジャンルを統一したブログで利用した方が良いかもしれません。
レビューボックス内のタイトルはh2見出しが適用される
レビューのタイトル、デモサイトの方で言えば「デモ商品」と書かれた部分は、ソースを確認してみると<h2> ~ </h2>で囲っていました。
テーマによってはタイトルの表示が崩れてしまう可能性があるので、本番のレビュー記事を作成する前に、お使いのテーマで表示が問題ないか確認しましょう。
WP Product Reviewの有料版でできること
WP Product Review LiteにはWP Product Review Proという有料版がリリースされています。
価格設定は「PERSONAL $64」「DEVELOPER $161」「AGENCY $323」となっていて、少々お高めになっています。
それでは、それぞれで出来ることをまとめてみます。
PERSONAL
まずはスタンダードなPERSONALの機能紹介です。
- ドメインは1つのみ
- 1年間のアップデートとサポート
- 複数のレビューテンプレート
- 比較表
- 製品レビューリスト
- カスタム評価アイコン
- ショートコードが利用可
- レビューを他の投稿からインポートする
「比較表」とは、商品レビューのランキング表が作成できることのようです。

DEVELOPER 1
次は開発者向けのDEVELOPERの機能紹介です。PERSONALから追加・変更箇所は赤文字で表示されています。
- 最大3つのドメイン
- 1年間のアップデートとサポート
- Amazonと連携
- 複数のレビューテンプレート
- 比較表
- 製品レビューリスト
- カスタム評価アイコン
- ショートコード
- レビューをインポートする
DEVELOPERから追加される機能「Amazonと連携」とは、製品ID番号を入力するだけで、製品名、アフィリエイトリンク、価格を自動的に入力してくれる機能です。
しかも、Amazonの価格が変更されるとプラグインの方で自動的にブログサイトの価格も更新してくれるようです。

AGENCY
企業などのマーケティング担当者やアフィリエイター向けのAGENCYの機能紹介です。DEVELOPERから追加・変更箇所は赤文字で表示されています。
- 最大30ドメイン
- 1年間のアップデートとサポート
- Amazonと連携
- 簡単プリローダー
- 優先サポート
- 複数のレビューテンプレート
- 製品レビューリスト
- カスタム評価アイコン
- ショートコード
- レビューをインポートする
ドメイン数も増え、サポートも優先的に受けられるようですが、$323はさすがに高額ですね。
あとプリローダー機能もレビュープラグインに必要なのか、ちょっと僕には分かりませんね。

WP Product Review有料版は買いか?
無料版で十分な機能を備えている「WP Product Review Lite」ですが、有料版にアップグレードする必要があるでしょうか?
アフィリエイター目線で考えたら、アドセンスがメインの人なら無料版で十分ですが、もし物販と絡めてライバルサイトと差別化させたいなら、「PERSONAL」を購入しても良いかもしれません。

問題は「DEVELOPER」と「AGENCY」ですが、例えAmazonアソシエイトがメインの収入源だとしても、「AGENCY」はさすがに高額すぎる気がしますね。
まぁレビューサイトを30個も持っているようなアフィリエイターなら$323なんて安いものかもですが、レビュープラグインにお金をかけるなら、有料テーマを購入した方が良い気はします。

Amazonとの連携機能は、Amazonでの価格変更も自動的にブログサイトに反映されるというのは、けっこう魅力的な機能ですね。
個人的な結論
- 趣味ブログやアドセンスブログを運営しているなら無料版の「WP Product Review Lite」で十分。
- 「PERSONAL」から使えるランキング表が作成できる機能は便利かも
- Amazonアソシエイトで十分な収入があって、尚且つ他のレビューサイトと差別化を図りたいなら「PERSONAL」または「DEVELOPER」を購入するのも有り。あとはお財布と相談しましょう。
- 「AGENCY」は個人的に無し!値段高過ぎでしょ!

WordPressプラグイン「WP Product Review Lite」のまとめ
いかがでしたか?
今回はWordPressの投稿にレビュー記事を追加することができるプラグイン「WP Product Review Lite」を紹介しました。
物販アフィリエイトブログはもちろん、様々なレビューブログに使えて便利なプラグインなので、ぜひ導入してみてください。


エサ安いから:3点、トイレ掃除が雑:2点、オヤツくれない:マイナス10点!
