今回はWordPress記事内にあるリンクに「rel=nofollow」を簡単に追記できるプラグイン「Ultimate Nofollow」を紹介します。
外部リンクに対して「nofollow」を追記することは、SEOの観点からそれなりに有効です。
普通ならテキストエディターを開いて、リンクの記述の中にrel=nofollowと追記すれば良いのですが、基本ビジュアルエディターで記事を書いている僕にとっては、けっこう面倒くさい作業になってしまいます。
そんな時に便利なプラグインが「Ultimate Nofollow」なのです。


WordPressプラグイン「Ultimate Nofollow」とは?
WordPressで記事を書いている時、参照先などで外部リンクを載せることがあると思います。
で、何もせずそのまま記事を投稿してGoogleさんにクロールしてもらうと、自分の記事から外部リンクをたどってリンク先のサイトにクローラーが行ってしまいます。
本来は自分のサイト内をクローラーにグルグル回ってもらいたいのに、外部のサイトにクローラーを逃がしちゃう感じになってしまいます。
それはちょっとSEO的にマズいということで、外部リンクの記述に「rel=nofollow」という記述を追記して、このリンク先には行かなくていいよー!ってことをクローラーに教えてあげなきゃなりません。
ということで、外部リンクを載せるたびにテキストエディターを開いてrel=nofollowを追記しているのですが、ビジュアルエディターを使っている人にとっては結構な手間となっています。

Ultimate Nofollowのメリット・デメリット
いくら便利なものでも、メリットがあればデメリットもあるだろう!ということで「Ultimate Nofollow」のメリット・デメリットを考えてみました。
メリット
このプラグインを利用することで得られるメリットとしては、
- リンク追加の際に一緒にrel=nofollowを追記することができる
- クリック1つで簡単手間なしノーフォロー
- nofollow追記を忘れることが少ない
- コメント欄にあるリンクにも適用できる
と、こんな感じでしょうか。

デメリット
では、このプラグインを利用することで出てくるデメリットとは何でしょう。
- 「プラグインは最低限に」の観点から、プラグインの数が増えることでのデメリットがある
- 新規記事作成の場合は問題ないが、過去記事修正の際に不具合がある場合がある
- WordPressバージョンアップの際に正常に動作しない可能性がある
1番目と3番目のデメリットについては、プラグインである以上、避けては通れない問題なので個々人で気を付けて使用しましょう。
2番目のデメリットについては、このプラグインをリサーチした際に、一部のブログで不具合があるという記事を見つけたので、今回デメリットの1つに書きました。

Ultimate Nofollowのインストール
それでは「Ultimate Nofollow」のインストール方法です。
管理メニュー画面のプラグイン新規追加から「Ultimate Nofollow」を検索してインストールします。
または公式サイトからダウンロードしてインストールします。

タケ坊 今回はWordPressの基本の1つ、プラグインのインストール方法について話しましょうか。 柚子 そーだね!ところで、そもそもプラグインが分からないって人はいないかな? タケ坊 […]

Ultimate Nofollowの設定方法
「Ultimate Nofollow」の設定はほとんどありません。
管理メニュー画面の設定⇒Nofollowをクリックします。
設定画面に移りますが、特に何も変更しなくても良いです。

blogrollとは?
WordPress3.5以前にあった「リンク」という項目があったのですが、そこでblogrollの設定があったようです。
現在その項目は非表示をとなっていて、「Link Manager」というプラグインを利用すると表示されるようになります。
Ultimate Nofollowの使い方
使い方も簡単です。
いつものように、リンクを追加します。
この記事にある外部リンクで試してみましょう。
該当箇所を選択してリンクボタンをクリックします。
赤枠の編集ボタンをクリック。
赤枠の部分の「Add rel="nofollow"
to link」にチェックを入れます。
これで完了です。
ちゃんと「rel=nofollow」が追記されたか確認してみましょう。
プラグイン導入前のテキスト画面
プラグイン導入後のテキスト画面

WordPressプラグイン「Ultimate Nofollow」のまとめ
いかがでしたでしょうか?
リンクにnofollowを簡単に追記することができるWordPressプラグイン「Ultimate Nofollow」のインストールから使い方までを解説しました。
Googleクローラーを外部サイトに逃がさないためにも、nofollowの追記は忘れずに行いましょう。


追記:Ultimate Nofollowの不具合
インストールしてみたら表示が変?
Ultimate Nofollowのデメリットの項でも触れましたが、僕のブログでも表示の不具合を確認しました。
リンクの追加・編集の際に、「または既存のコンテンツにリンク」以下の「最近の項目」が表示されないというものです。
プラグイン導入前の編集画面は、
プラグイン導入後の編集画面では、
このように既存のコンテンツが表示されない状態になっていました。
他にも多少の表示のズレもありますね。
nofollow追記の機能自体は問題なく動作していますが、内部リンクを設置する際には少し不便です。
試しに別サーバーのテストサイト(違うテーマを使用)で使用してみましたが、同様の不具合を確認しました。
突然不具合解消?
どうしたものかと考えても原因が分からなかったので、その日は諦めてパソコンの電源を落としました。
そして次の日パソコンを起動させて、別の記事を書いている時に外部リンクを張ろうとしたら表示が直ってました。
いつの間にか不具合が直っていたのです。
もちろん、nofollowも問題なく追記できています。
やっぱり原因は分かりませんが、もしあなたも同様の不具合がでたら、一度パソコンを再起動してみると良いかもですね。