今回はWordPressで投稿された記事に公開期限を付けることができるプラグイン「Post Expirator」を紹介します。
期間限定キャンペーンやイベント情報など、ある一定の期間だけの記事を公開したい場合があると思います。
もちろん1つ1つ手動で記事の公開設定を切り替えることもできますが、ここはプラグインで簡単に記事に公開期限を設定しちゃいましょう。


WordPressプラグイン「Post Expirator」とは?
WordPressには、もともと公開日時を設定することができますが、公開期限を設けることができません。
なので、期間限定イベントの告知や期間セール商品のセールスページなどは、期間終了のたびに手動で記事を削除または非公開に設定しなくてはなりませんでした。

複数サイトの運営や色々なアフィリエイト商品を扱っていると、つい忘れて期間が過ぎた記事をそのまま公開状態のままにしていることもあるかと思います。
古い過去の情報をそのままにしていると、その記事を読んだ訪問者さんを混乱させて要らぬトラブルを起こしてしまいかねません。

Post Expiratorは、記事ごとに自由に非公開・下書き・削除する日時を設定することができる優れたプラグインなのです。
このプラグインは、ビジネスマンやアフィリエイターはもちろん、お店のブログでのセール告知記事などにでも利用するととても役立つでしょう。
Post Expiratorの凄いところ
それでは、このプラグイン「Post Expirator」は具体的にどのような事ができるのでしょう。
- 投稿ページはもちろん固定ページやカスタム投稿にも適用できる
- 記事ごとに日時を設定することができる
- 期日が過ぎた記事の扱いを「非公開」「下書き」「削除」から選択できる
- 期日の過ぎた記事のカテゴリーを変更できる
- 日本語に対応しているので使いやすい

Post Expiratorのインストール
それでは、まずは「Post Expirator」をインストールしましょう。
管理メニュー画面のプラグイン新規追加⇒「Post Expirator」を検索してインストールします。
または公式サイトからダウンロードしてインストールします。

タケ坊 今回はWordPressの基本の1つ、プラグインのインストール方法について話しましょうか。 柚子 そーだね!ところで、そもそもプラグインが分からないって人はいないかな? タケ坊 […]

Post Expiratorの設定方法
プラグインをインストールして有効化したら、設定画面を開きましょう。
管理メニュー画面の設定⇒「Post Expirator」をクリックします。
一般設定
全体の基本的な設定を行います。
①日付や時刻の書式設定を行います。
書式の変更は説明文中にある「PHP Date Function」のリンク先を参照して変更してください。デフォルトのままで良いと思います。
②新規投稿でデフォルトの期間設定日時を指定できます。
ここもデフォルトの「なし」で良いでしょう。
③設定期限が過ぎた記事のカテゴリーを変更させる設定です。
カテゴリーを変更する場合は設定してください。
④期限が過ぎた記事が出た時に、メールで通知するかの設定です。
通知を受け散る場合は、「Enable Email Notification?」を有効にします。
ブログ管理者を含める場合は「Include Blog Administrators?」を有効にします。
⑤通知を受け取るメールアドレスを入力します。
複数ある場合はコンマで区切ります。
⑥記事のフッターに記事掲載の有効期限を表示させる設定です。
こちらを有効にすると、記事の最後に下のような表示がでます。
設定したら「変更を保存」をクリックしましょう。
初期設定
投稿タイプごとに初期設定が行えます。

Post Expiratorの使い方
それでは、使い方を説明します。
投稿新規追加または投稿一覧(固定ページも同様)で記事編集画面を表示させます。
サイドバーに「Post Expirator」のウィジェットが追加されているのを確認してください。
①投稿有効期限を設定する
設定する場合はここにチェックを入れます。
②投稿有効期限の日時を設定する
投稿された記事の有効期限を設定します。
③期限切れ時の処理
期限が切れた記事の処理をプルダウンメニューの中から選択します。
下書き⇒下書きに状態に移行
削除⇒完全に削除する
Trash⇒ゴミ箱に移行
非公開⇒非公開状態に移行
Stick⇒先頭に固定表示する
Unstick⇒先頭に固定表示を解除
カテゴリー:置換⇒記事のカテゴリーを変更
カテゴリー:追加⇒記事に選択したカテゴリーを追加
カテゴリー:除外⇒選択したカテゴリーから記事を除外

Post Expiratorの注意点
タイムゾーンの設定
まれに一般設定のタイムゾーンが世界標準時になっている場合があります。
お住いの地域に設定しないと思った通りの時間に公開期限が設定できないので注意してください。

Basic認証が設定されていると動作しない
ブログサイトにBasic認証が設定されていると動作しないという報告があるようです。
Basic認証とは?
ブログサイトなどに簡易的に設ける認証システムです。「.htaccess」を使って設定できるので簡単にセキュリティ対策ができますが、あくまで簡易的なシステムなのでセキュリティ強度はあまり高くはありません。
サイドバーにPost Expiratorのウィジェットが表示されない
Post Expiratorをインストールして有効化したのにサイドバーに「Post Expirator」が表示されないのは、おそらく表示オプションでチェックが入っていないのが原因でしょう。
投稿編集画面の右上に「表示オプション」があるので、これを開きます。
すると表示オプションが表示されるので、「Post Expirator」チェックを入れるとサイドバーに表示されるようになるはずです。
WordPressプラグイン「Post Expirator」のまとめ
いかがでしたか?
今回は、記事に公開期限を付けることができるプラグイン「Post Expirator」のインストールから設定・使い方までを紹介しました。
数量限定、人数限定や期間限定セールなど、人は限定性に弱い部分があるので、このプラグインはとても役に立つでしょう。
もちろん季節イベントの告知やセミナー講習の募集などにも使えるので、「Post Expirator」を活用してくださいね。

